易占いとは潜在意識と対話する手段

心は極めて重要なものである。
しかし、それは、どこにあるのかというのは誰も分かっていない。
分かっていないが、心で思わない現実はないわけだから、
なんとかして、その領域に迫っていかなければならない。
いろいろ、本を読んでみると、心には、私たちが日常コンタクイトしている心と、
自分でも気づいていない、もう一つの心があるらしい。
その説を最初に唱えたのはフロイトで、
「私どもの心のなかになにか強力なものがあって、いままでのところその力は
心のなかの一つの不明な部分として、はっきりした説明を与えることができない。
…意識する心とはまったく別のものだ。それは、私どもの思想、感情、
行動のみなもととしてたえず働いている」(信念の魔術 C・M・ブリストル著
大原武夫訳 泰 郷次郎 解説 ダイヤモンド社)
意識する心とは別の心、今では、その心のことを潜在意識と言っている。
つまり心は、簡単に言えば顕在意識と潜在意識という領域に
分かれているということである。
顕在意識というのは、生活の中で常に感じている意識のこと。
しかしこれは氷山に例えれば、海上に表れているわずかな部分で、
本当は水面より下に隠されたところの意識(潜在意識)の方がはるかに大きい。
そこには、これまでの人生のいろいろな記憶、
もしかしたら先祖の記憶まで蓄積されていて、
何かの折にヒョイと顔をもたげてくる。
潜在意識とは、いうならば巨大な倉庫の中に蓄積された情報。
しかし、それらの情報は、
整理されず、散らかった部屋のような状態になっているらしい。
そして、シンクロニシティーとか、セレンディピティーという
偶然起こるような現象は、
想念とか信念という、思いのエネルギーが、ある水準以上に高まった時に
起こるものらしい。
もし、それが法則であるならば、このメカニズムをうまく利用できれば、
シンクロニシティーもセレンディピティーも自在に操れるということになる。
易占いは、簡単に言えば、この潜在意識と対話する手段である。
スポンサーサイト